覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰 / 池田貴将
吉田松陰の地、萩に行ってきたのでふと読み返してみました。
吉田松陰の生きたエネルギーを感じるほど、とてもエネルギッシュです。
自分の志を持ち、それに向けた情熱はその余韻が未だに残っているかのようにも感じます。
では、さっそく。
後ろを見ない
ミスをして落ち込む暇があったら、ただちに「次はこうする」と決めて、新しい仕事に取りかかりましょう。若ければいくらやり直したって、たいした問題にはなりませんから。
「今を生きる」と禅の世界では良く言われることです。
今を生きることを考えると、私たちはどれだけ過去を見て、未来に不安に思うことに時間を費やしているかに気付かされます。
ミスしたことは次に活かす材料にその場で変えてしまい、海に流してしまう!
それがいいのかもしれないです。
やればわかる
行動を積み重ねましょう。
必要な知識や言葉は、やっているうちに身につきます。
失敗するのではないかと恐れてしまい、行動に移せないことは多々あります。
私は、人前で失敗してどう思われるかが気になるようです。
だから、行動して失敗したとしても誰も何も思わないと意識し、まずはやってみる。
やってみたからこそ分かることって今までの経験でありませんか?
人生は目に宿る
人の心は、目を見ればわかります。
生き方はちゃんと目に宿っています。
目を見なければ、交流ははじまりません。
目が笑っていないっていう表現ってありますよね。
目は多くのことを語っているのかもしれないです。
言葉で言い表せれない、なんとなくで伝わるものが目にはあるのかもしれないです。
私は人生には芯の強さと表面のしなやかさがある方が魅力的なのかなと思います。
この本を読んでいると、その芯の強さと表面のしなやかさを感じることが出来ました。
明治維新という時代の変革は、今も変わらない気もしています。
その時の時代の空気感とともに吉田松陰の生きざまを感じれる本です。