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本は人生のパートナーになる

人々の生きてきた足あとを辿りながら、自分の次の一歩を考えよう。

「やさしさ」という技術 賢い利己主義者になるための7講 / ステファン・アインホルン

人はやさしい人がいいに決まっている。

だけど、やさしさを具体的に表現しようとすると難しい言葉でもあると思う。

 

やさしさを色々な実例を交えて、論理的に説明しているのがこの本です。

 

少しとっつきにくい点もありますが、例を交えて説明しているので、

じっくり読めば腑に落とせると思います。

 

人にやさしく接するのは、知性のひとつの形である。私たちはみな、十分に発達した倫理のち生が備わっており、この知性を生涯にわたって発達させるのに妨げになるものはない。「やさしさ」は、愚かさではなく、正しい判断と結びつくものなのだ。

「やさしさ」というのを使いこなすには、洗練されたものが必要なのかもしれない。

時に、人に対してもワガママな態度で接してしまっている瞬間はあるし、自分自身に投げかける言葉がトゲトゲしくなってしまうことがある。

「なんでそんなこともできないだ」と自分自身を攻めてしまったり。

「やさしさ」を他人にも自分にもすることは、正しい判断に繋がるのかもしれない。

 

最後に勝つのはやさしさだという主張を、ここでもう一度繰り返しさせてほしい。(P.111)

やさしさを説明するときには、集団が切り離せないのかもしれない。

自分が属している集団に対して貢献することが自分、または自分の遺伝子を生存させる確率を上げる。

そういう視点から「やさしさ」を分析するのは結構面白い話であった。

 

ウォーキング・デッドというアメリカのドラマを見ていて思うのは、

今の生活がどれほどありがたいか。

電気もだれかが毎日働いてくれてるから、私は電話をするだけで使えるようになる。

家も自分がイチから建てようと思ったら、きっと何年かかるか分からない。

今と同じ家を自分一人で建てるのは不可能に違い。

集団で行動しているからこそ、生きていける。

そして、その集団に「やさしさ」を還元することは「生存」という意味ではとても重要なことであることに気付かされた気がする。

 

ほとんどの宗教は、「仲間や周囲への接しかたしだいで、報酬や罰が返ってくる(P.134)

さらに私が思うに、ひどい接し方をされることがありますが、そういう時こそ「やさしさ」で返すのがいいなと思っています。

なかなか実践するのは難しくて、、、いつも心の葛藤があって、、、

出来る時と出来ない時とあるのですが、、、それでも10のやさしさを分け与えたらいいけど、0.1でも分け与えれたらOKとしたり「しようしたこと」自体を賞賛するようにしています。

 

 

何事にも通じることかもしれないですが、一夜にして完璧にできることなんてありません。

1つずつ自分の踏める一歩を踏み出し、継続していくことで変化が生まれると思います。

 

私も頑張らねば。

 

 

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