本は人生のパートナーになる

人々の生きてきた足あとを辿りながら、自分の次の一歩を考えよう。

賢く「言い返す」技術 / 片田珠美

なんでも、悩みは人間関係からであると「嫌われる勇気」(ダイヤモンド社 岸見一郎(著))でも言われている。

 

そんな中で「攻撃的な人・迷惑な人・「あの人」に」どう賢く言い返すかが具体的に書いてあってとても有効な書物です!

 

まずはタイプの分類

1.「王様」タイプ

周囲の人間に対して命令するような高圧的な口調で話す。

2.「裸の王様」タイプ

自分自身についての話ばかりする。過去に成し遂げたこと、評価されたことの自慢話を永遠とする。

3.「羨望」タイプ

グサッと胸に刺さるような鋭いいやみ、批判を言う。

4.「お子ちゃま」タイプ

思い通りにならないことがあると、子どものように怒ったり、すねたり、文句を言ったりする。

5.「悲劇のヒロイン」タイプ

グチやネガティブなことばかりを言い、”不幸な私"をアピールする。

6.「置き換え」タイプ

他人のごく小さな失敗、とるに足らないレベルのミスに、過剰なほど怒る。

7.「トラウマ」タイプ

こちらにまったく非がないことや、覚えのないことに対して怒ってくる。

理不尽で、何の脈略もない攻撃をしてくる。

8.「サディスト」タイプ

ひたすら暴力的な言動をとる。相手が「傷ついている」という反応をみせるまで、攻撃の手をゆるめない。

8つの分類の中に自分の身近な人で当てはまる人はいますか?

「攻撃する人ほど弱い人間」であることを知るとも書いてあるのですが、まさしくそうだと思います。

本当に強い人はべつに強さをアピールする必要性がないですからね。

か弱そうな爺さんが実は、武術に長けた爺さんだった、みたいなイメージです。

 

ほとけの一言

「あなたを嫌いになりたくないので、そんなこと言わないでください」

これはなんだか効きそう!

 

あえてほめてやる

「そんなことより、あなたのその服、素敵ね」

褒めて悪く思う人なんてそういない。

認められることが嬉しいのが人間なのであれば、褒めて褒めてほめまくるのは有効だと思う。

 

他にもたくさん書いてあるので、自分の思う「あの人」に効きそうな一言を探してみてください。

 

 

幸せを一気に引き寄せる 直感のみがき方・使い方 / 上地一美

直感があると、少し楽になると思います。

私も直感に頼るようになってから、選択するとき、方向性を決めるときに楽になりました。

 

まずは直感が発している信号に気づくことから書いているので、

読みやすいと思います。

 

では、さっそく。

”直感”と”思いつき”は、違う?(中略)

パッとひらめいたように思えても、どこかに「こうなってほしい」「ああなってほしい」という執着の意識や、思考の働きが介在しています。

一方、直感とは、どこからともなく湧いて出る感じ、いってしまえば何ら脈略なく、突然として訪れる感覚です。

心のなかのつぶやきによく耳を傾けていればその違いが次第に分かるようになってくるかと思います。

あと、個人的に思うのは、直感はそれが思いついたときにワクワクする感情になることが多いですね。

 

答えはつねに、「自分のなか」にある

人に相談するときって、なんとなくこっちがいいんだろうなーって思いながらも不安で相談することってないですか?

私は特にそうです。

あと、相談に乗るときもだいたい皆さん自分の中に答えを持っていることが多いです。

だから、いかにその答えに一緒に気づけるかが相談に乗っている時のポイントになります。

「なんでそう思ったんだろう?」と考えを深く深くしていくと、自分の中にある「答えの部屋」に辿り着ける私は思っています。

 

「幸せになりたい」という願いは誰もが持っていると思いますが、この念が強すぎると、かえって幸せを遠ざけてしまいかねません。

なぜなら「幸せになりたい」とは、裏を返せば「今は幸せでない」と思っているということであり、そのマイナスのイメージが、さらなるマイナスを引き寄せてしまうからです。

ちょっと飛躍しますが、「今を生きる」とよく言われる言葉はこういうことなのかなと思います。

「今ある幸せに気づいて生きる」ということなのかと。

すでにそうであるという思いから、自分の思考が変化していくのが私もこれから楽しみです!

 

ちょっとスピリチュアル系なので、苦手な方もいるかもしれないですが、

比較的スピリチュアル薄めなのでとっつきやすいかもしれないですね。

 

お試しあれ♪

 

 

一流のバカになれ! / レッツォ・ロッソ

この本は書店に行ってもあまり見かけることはない。

偶然見つけれたことにすごく感謝してしまうほどの本です。

バカってどういうこと?とそもそもの意味を考えるきっかけになる本です。

 

レッツォ・ロッソさんの純粋までに、情熱を持って生きている人生に

あなたの人生にも光を灯すかも♪

 

では、さっそく。

ある日、営業部長とマーケティング部長すべてを集めた国際会議の席で、私は剣闘士(グラディエーター)の衣装を着て演壇に上がり、重大発表をした。

「業績は上がっているが、何もかも変えたい。どのお店もほかの店とは全く違う内装にしてほしい。その街に合わせ、ストアが位置する通りや顧客層に合わせ、品揃えも変えてほしい」

幹部たちはうんざりしていた。

まず、グラディエーターの衣装を着て重大発表をする遊びココロ満載な演出がとても印象的で、この本のこのエピソードだけは忘れられない笑

それに、幹部たちがうんざりしている表情も目に浮かぶようだ。

真剣だけど遊びココロを忘れない、そういうバランス感覚を鍛えたいと思うエピソードです。

 

利口な奴は頭で考える。バカな奴は心で動く。

SMART LISTENS TO THE HEAD. STUPID LESTENS TO THE HEART.

そう、いつだって心の声と対話出ているかは重要。

自分の本当の気持ちって結構、衝撃的なこと言ったりもする。

「仕事したくない」「今日はずっと寝てたい」「甘いモノをたらふく食べたい」「絶対したくない!」

子供のように駄々をこねる。

 

けど、その駄々の先には、面白いものが待っているのだと思う。

私は基本的に「仕事」が嫌いです笑

「こうしなきゃいけない 」という見えない鎖に縛られているようで、心の中の子供はいつももがきます。

今は、その鎖をどうやったら取れるのか日々模索中。

 

”バカになる”とは、可能性を広げることだ。

失敗の可能性を受け入れ、地図に載っていないところを歩き、理性のささやく声を無視して、訳のわからない呼びかけに耳を傾けることだ。

 だれかが、すでに歩いた道なんてなんの面白みもない。

だれだって、自分にしかできないことってなんだろう?

変えがきく自分ではなくて、自分だからこそ褒める!という状況を待ち望んでいる。

 

そのためにはまずバカになることがいいのかもしれない。

 

 

ものの見方検定 「最悪」は0.1秒で「最高」にできる! / ひすいこたろう

ひすいさんの本はすっとというか、さらっと読めて好きです。

夏に食べるソーメンみたいなイメージです。

 

では、さっそく。

自分より努力している人は世の中にいっぱいいる。

自分より才能がある人も世の中にいっぱいいる。

だからこそ、大切なのは「運」じゃないかと秋元さんは言うのです。

じゃぁどうすれば運がよくなるのか?

それは・・・

「自分は運があると思えばいいだけなんです」

結構最悪な出来事も、「運がある!」という見方をすればガラリと印象が変わるものです。

 どんな出来事にも良い面と悪い面があるとすれば、「悪い面」ばかり見てるのってもったいないと思うんですよね。

幸せでありたいと誰もが願うのに、なんでわざわざ自分の心の感情の波が荒れるような方向にばかり思考を巡らせてしまうのでしょう??

「運がある!」とまず思い込むところから始めているのはいいことだと思います。

 

人生の見方

人生を「映画」として捉える。

自分は「主人公」で、敵は「盛り上げ役」「試練」を視聴率が盛り上がる「クライマックス」と捉える。

結構大物の「盛り上げ役」に出会ったり、「わーきた!これぞ山場!!」と思う試練が来たりします。

けど、盛り上がれば盛り上がる程に、大変であれば大変である程に、クライマックはさぞすごいんだろうな!!と期待してしまいます笑

 

「金がない」「時間がない」のみかた

ないのは気のせいだった(笑)。

この軽い感じがいいですよね笑

そう、気のせいなんだよ!ってすんなり思えるのはひすいさんの文章の好きなところです。

私は100歳まで生きるので、まだまだ先は長いです♪ 

 100歳まで生きるとなると、できることはたくさんあるのでワクワクします!!

 

明るく自分の悩みをふっとばしてくれる感じで、すごく良い文章です。

スカッとしたいときに読んでみてください!

【TEDトークオススメ】「ボディランゲージが人を作る」エイミー・カディ

TEDトークの魅力は、まず研究や調査に基づいていること、

ポーズをすると本当に人の喜びやストレスが変化するのかというのを研究調査の根拠のもとに話してくださっています!

 

最後の、エイミー・カディさん自身が乗り越えてきた人生の話が私はとても好きで、

とても勇気をもらえます。

 

ぜひご覧になってみてください。

www.ted.com

400のプロジェクトを同時に進める佐藤ナオキのスピード仕事術 / 佐藤ナオキ

佐藤ナオキさんは、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」で拝見したら、

物事の捉え方がいいなと思って、よく本を読ませていただいています。

 

自分に合う環境を見つけ、うまく仕事に取り入れることが、スピードアップにつながる(中略)この点で、気をつけているのは、物にできるだけこだわりを持たないことです。(P.46)

つい物にこだわりを持とうとしてしまっている自分に気づいてドキっとした文章でした。

仕事のスピードを上げるときには自分の精神状態を把握し、サーフィンのように波が来た時に一気に仕事が片付く感覚がある私ですが、いつでも波待ちではいけないなというのが最近の課題です。

だからこそ、環境に依存し過ぎないためにはどうしたらいいのか試行錯誤中です。

 

その場で答えを絞り込む質問力

(中略)プレゼンした多くのアイデアがスムーズに採用される理由は、打ち合わせでクライアントの糸をしっかり汲み取っているということだけではなく、その時点でクライアントと方向性を共有しているから(P.106)

打ち合わせの時は結構話がそれて本当の話題を忘れてしまうことって多々あります。

相手の方が喋っている時には、この場の方向性や、本質を迫るように質問をすることで、密度の濃い時間になっていくのではないのかなと思います。

1対1でも、1対多でも、ビジネスでもプライベートでも大切にしたいことです。

 

自腹でパリの展示会に出店した理由(中略)

作品の撮影まで含めて、かかったお金は数百万以上になりました。

一銭にもならない仕事になぜそこまで時間とコストを投入したのかというと、ひとえに自分たちの考えていることを伝える機会を持つためです。

(中略)

「他人が頑張らないところで一生懸命やる」というのは、投資効率を上げる観点では大きなポイント

何に投資するのかはやはり重要なポイントだし、見極めが難しいところでもあるかなと思っています。

ただ、一つの観点として、「他人が頑張らないところで一生懸命やる」というのは一つの指標になりました。

 

毎回に予想以上のものを生み出されている佐藤ナオキさんの頭の中を少し覗ける一冊で、とてもおもしろかったです。

 

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ユダヤ式Why思考法 世界基準の考える力がつく34のトレーニング / 石角完爾

以前から「なぜユダヤ人に成功者が多いのだろう?」と疑問に思っていた。

「なぜ?」という素朴な疑問が物事の本質に迫る、確実な一歩を踏むだからだとこの本を読んで思いました。

 

その中から面白いなと思ったものを3つピックアップします。

 

鵜呑みにすれば、その時点で思考が停止する。思考が停止すれば、新たな気づきや発見を得られないばかりか、認識や解釈の間違いにも気づけなくなってしまう。(中略)何事もまず「本当にそうか?」と疑ってみることが大切である。世の中の常識や世論、業界の慣例や前例など、ややもすると疑いなく受け入れたり同調したりしがちな事柄にこそ疑いの目を向けるべきだ。(P.42)

「なぜそうなんだろう?」と何にもかもにも疑問を問いかけると、その物事の形がはっきり見えてきたりするものです。

得体のしれないものは、「これはこういうもの。」と誰かが定義した箱に入れて押入れの奥にしまっておくのは簡単だ。

けど、何事も自分の目で確かめる、自分で定義を再度思考し直すことが大事なのではないだろうか?

誰かがそう思ったからと言って、自分が全く同じように思うとは限らないことなんていっぱいある。

 

まずは自分で考えて、自分の結論を導き出すことが重要なのだと思う。

 

「ふつうはこうだよね」という言葉がすぐ出てくる人は思考停止状態といる(P.78)

無意識に「ふつうこうだよね」と頭のなかで「当たり前」として受け入れてることなんて結構ある。

特に実感するのは違う文化の人と交流した時に、自分が思っていた「当たり前」ってこの人にとっては「当たり前」ではないことを思い知らされることがある。

「ふつう」ってそもそも何を指しているんだろう?

そういう視点から紐解いていくのも一つの手である。

 

「まず失わなければ、何も得られない」「No pain, no gain.」というユダヤの教えである。(P.127)

今度紹介したいと思っている、「GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代 / アダム・グラント」の本でも、「正負の法則 / 美輪明宏」の本でも同じようなことが記載されているが、

まず与えるが先だということ。

 

まずは手放しなさい。

 

最後に、この本は実際の「Why」のトレーニングが出来るように質問がたくさん含まれていて、頭が煮えそうになるが、確実に柔らかくなると思う。

日常生活ではあまり考えない疑問に直面するからです。

 

新しい視点を持つには最適な本だと思います。 

 

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